ゴールデンウィークの一日、Yさんと山に行く。その山は展望には定評のあるところだったが、
あいにく黄砂の襲来があり、晴れてはいるのだが近くの山しか見えない状態だった。
しかし登り口から主尾根に出るまでの登山道は、ちいさな花たちに彩られていた。
ヒトリシズカ、イカリソウ、いろいろなスミレ、
写真をとりながらのんびり歩くかたわらをトレイルランの人たちが小走りに通り過ぎて行った。
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ヒトリシズカについて書いた文章を紹介する。 哲学者、随筆家、詩人の串田孫一の画文集「花の肖像」(共著)からである。 “一人静というのは大変良い名前だと、ほとんどの人が思う。 何となく静御前の孤独な寂しそうな姿が思い浮かんでくるのだろうが、 その名の由来を説明するのは容易ではない。・・・・・・・ だがこの植物を一株だけ離してみれば、一人静でもあり二人静でもあるが、 実際これを見つけた時には大群落をなしていて、その賑やかさに驚く。 静御前の大集団と思うと少少気味が悪くなる。 したがって花の名前はよくも悪くもあまり詮索はしないほうがよいのかもしれない。” |
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